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十勝地方で作られている豆の種類と特徴
 豆と一言でいっても、種類は様々です。そもそも豆というのは、マメ科の植物の種子または果実のことを指すのですが、マメ科以外のものでも例えばコーヒー豆のように、見た目から豆と呼ばれているものも多く存在します。

 ここでは、豆の中でも十勝地方で作られている豆の種類と特徴についてを、詳しくご紹介していきます。
豆の種類 豆の特徴 豆の用途
□あかね大納言 小豆も大納言も同じくマメ科ササゲ属に属しています。その中で大納言種は皮の風味が特徴で、外皮自体の味が濃厚で小豆独特の味があります。 あかね大納言 煮崩れしにくいので、粒あんに適しています。
□とかちあずき きれいなあずき色をした、豆です。煮ると、皮まで柔らかくなるため、和菓子のこしあんの原料として有名です。 とかちあずき 舌触りがなめらかな、こしあんに使われます。
□大正金時 きれいな紫色をした金時豆です。北海道ではお赤飯に使うこともあります。 大正金時 煮崩れしにくいので、煮豆や甘納豆にするととてもきれいに仕上がります。
□福白金時 大正金時に比べると、色が白いのが特徴です。 福白金時 きんとんがとても有名な豆です。
□福うずら豆 うずらの卵に似た模様があります。でんぷん質が豊富で、ほくほくしてます。 福うずら豆 煮豆や甘納豆などが有名です。
□紅絞り 白地に赤い絞りの模様がついていて、昔からよくお祝い事に使われている豆です。 紅絞り 昔からご飯と一緒に炊かれています。
□雪手亡 ヨーロッパでは 白いんげん豆 と言われています。「カスレ」と呼ばれるフランスの家庭料理に使われているそうです。 雪手亡 シチューなどスープと一緒に煮たり、つぶしてコロッケなどにするとおいしい豆です。
□白花豆 花豆は大きく2種類あり鮮赤色または白色の大きな花をたくさん咲かせるのが特徴で、それが名の由来ともなっています。赤花のものは紫花豆と呼ばれ、白花のものは白花豆と呼ばれます。 白花豆 煮豆、甘納豆の原料になります。
□紫花豆 きれいな赤い花が咲くので「赤花」とも言われています。 紫花豆 皮が柔らかく、ホクホクしているので花豆ご飯などもおいしいです。
□とら豆 豆の半分だけ虎模様の豆で、いんげん豆の王様です。 とら豆 皮が大変薄いので、煮豆にして食べるととろけるような食感になりとてもおいしいです。
□黒大豆 大豆は、色により種類がわかれます。黒大豆は、お正月の煮豆として目にする機会も多いことでしょう。 黒大豆 お正月の煮豆で有名です。
□黄大豆 最も一般的な大豆です。料理にそのまま使う場合には、大粒でヘソの色が薄いものがおいしいです。 黄大豆 豆腐、納豆、味噌などに使われています。
□大袖大豆 大粒で風味が強くコクのある味が特徴です。糖含量が多いことから製菓原料としての評価が高く、豆腐や味噌などの原料としても人気があります。 大袖大豆 きなこ、豆腐、豆もち菓子、味噌などに使われます。
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